漫画家の芦原妃名子さんが急逝されたことから「ブラックジャックによろしく」や「海猿」など、ヒット作を生み出してきた漫画家の佐藤秀峰さんのnoteが話題です。
ご自身も原作者として同じような被害にあったと投稿されています。
佐藤さんはTV局や出版社とどんなトラブルがあったのでしょうか?
佐藤秀峰(さとうしゅうほう)の評判は?
漫画家の芦原妃名子さんが急逝されたことから、漫画家の佐藤秀峰さんのnoteでドラマ放送当時のことを投稿されています。
「映画は水ものだから企画段階では真剣に考えなくて良い」という編集者の言葉を真に
受けていたら、ある日決まっていました。
決まったと思ったら僕が口を挟める余地はありませんでした。
(中略)
すでに企画が進んでいることを理由に、映像化の契約書に判を押すことを要求されました。
嫌だったけど、「映像化は名誉なこと」という固定観念がありました。
映像化決定のプロセスが嫌なだけで、出版社もいろいろ動いてくれたんだろうなと。
原作使用料は確か200万円弱でした。試写会に呼ばれたかどうか記憶が定かでありません。
映像関係者には一人も会いませんでした。
脚本?
見たことがありませんでした。「ブラックジャックによろしく」を週刊連載中で忙しかったこともあります。
好きなようにされていました。作品が自分の手から奪われていく感覚がありました。
https://note.com/shuho_sato/n/n37e9d6d4d8d9
「漫画と映像は全くの別物である」と考えました。
そうしないと心が壊れてしまいます。
今回の騒動を考えると、佐藤秀峰さんのようなことが起こったのかもしれません。
守られるべき権利を主張にしているにもかかわらず、主張しすぎる変人や厄介者扱いされていたのでしょうか。
プロフィールは?
●佐藤秀峰プロフィール
名前:佐藤秀峰(さとう しゅうほう)
誕生日:1973年12月8日生まれの50歳(2024年2月現在)
星座:やぎ座
出身地:北海道中川郡池田町出身
主な作品:「海猿」「ブラックジャックによろしく」
佐藤秀峰さんは現在50歳。偶然にも芦原妃名子さんは同い年なのですね。
大学在学中より新井英樹さんの「宮本から君へ」の影響を受けて漫画家を志して、福本伸行さんや髙橋ツトムさんのアシスタントを経て1998年「週刊ヤングサンデー」(小学館)に掲載の「おめでとォ!」でデビュー。
佐藤秀峰さんがトラブルメーカーや変人といわれる理由はなぜなのでしょうか?
佐藤秀峰がトラブルメーカーや変人だといわれる理由3選
①フジテレビと絶縁
notoに書いてあるようにテレビ局のアポなし取材や「海猿」ドラマ関連本の無断出版により激怒。
佐藤秀峰さんは「フジテレビとは二度と仕事しません」ポストしています。
その後、怪文書が届いたり、フジテレビとの仲介を申し出る社長が出てくるなどしてようです。フジテレビ執行役員報道局長から謝罪文により和解の姿勢を示したようですが…続編の話は聞きませんよね。
引用元:https://blog.goo.ne.jp/since2007_1984/e/2b09a6c264021d483d6fa225d3552047
・アポなし取材やドラマ関連本の無断出版に激怒
・フジテレビと絶縁「海猿」続編が作れなくなった
・ドラマファンは原作者の頭が固い印象を持った
②出版社の移籍
『モーニング』と揉めて『スピリッツ』に移籍した佐藤秀峰『ブラックジャックによろしく』が、『モーニング』の広告ページに! pic.twitter.com/zOeNF9l7
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) November 7, 2012
当初は「モーニング」(講談社)で連載されていた「ブラックジャックによろしく」ですが、編集部に対し、セリフの改ざんや登場人物の無断変更など不信感が募ったことで、休載を挟んだ後「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に移籍。人気作品の移籍に当時は驚きを隠せませんでした。
・セリフの無断改ざんなどにより不信感が募り出版社と決裂
・「ブラックジャックによろしく」はモーニングからスピリッツへ移籍
・突然の他誌への移籍に読者はトラブルメーカーな印象を抱いた
③キンドルが無断で無償販売
佐藤秀峰さんの作品が、kindle(キンドル)で勝手に無料化されていたことが発覚!
amazonを提訴します。対処法としてマンガのタイトルを変更し、アマゾンに対して抗議する姿勢を見せました。大企業相手に泣き寝入りしてしまうことでも漫画家の権利を守るために戦っていたのです。
2017年に2億円の訴訟を起こしましたが、2020年の判決では不法行為は認められないと原告の請求を棄却されています。
東京地裁の中村心裁判長は、原告の請求を棄却する判決を言い渡した。
判決などによると、原告の有限会社佐藤漫画製作所は2017年1月、取次業者「出版デジタル機構」を通じて、『Kindle Unlimited』へ電子書籍の配信申請をしたところ、アマゾン社から拒否されて、同機構に対する債権を侵害されたとして、約2億円を求めて提訴していた。
中村裁判長は判決で、機構と原告との間の契約書には、機構側に、原告が求めた通りに『Kindle Unlimited』でコンテンツが配信されるという結果を実現させる債務を負わせる規定は見当たらないと指摘。アマゾンの侵害行為の有無を判断するまでもなく、不法行為は認めることができないとして、原告の請求を退けた。
https://www.bengo4.com/c_23/n_10993/
・キンドルで無断で無償化に激怒し訴訟へ
・わざとタイトルを変更し販売停止
・大手企業相手に訴訟したことで世論は変人な印象を持った
当時、漫画家が暴れて出版社を移籍したとか原作者の頭が固くて「海猿」の続編が作れないというような報道が多かったように思います。
それこそマスコミによる刷り込みだったのかもしれません。
佐藤秀峰氏が頭の固い変人みたいなイメージもテレビや活字に刷り込まれていたんだなと自省する。
— Ito_A (@ken_110A) February 2, 2024
電子出版に関してのありとあらゆるトラブルを佐藤秀峰さんが一人で引き受けてノウハウを公開してるという意味では出版業界は足を向けて寝れないのではないのか?
— Hiroshi Yamato / dropcontrol (@yamato) July 28, 2017
こうやって振り返ると納得できないものに対して、それがどんなに大きな相手であろうと戦う姿勢を見せているからなのですね。自分の生き方を貫いてるのだと思います。
佐藤秀峰(さとうしゅうほう)のnotoに関するSNSの声
佐藤秀峰みたいな人って、とことん損するよね。まともな人であるにもかかわらず、主張しすぎる変人とか、和を乱す人とか、厄介者扱いされるでしょ。いや、社会の方がおかしくて狂っているのにね。この人のこと、よく知らないけど、こういう役回りの人については、私は無条件で強固に支持するんだよね。
— キジバト(鳩通信班) (@kijibato_hato) February 2, 2024
原作者の権利問題で取り沙汰されてる「セクシー田中さん」
— なーすけ|日常 (@nasukespltrsht2) February 4, 2024
その問題に「海猿」作者の佐藤秀峰さんがnoteで想いを綴った
自分は、この問題にどーのこーの言いたいわけじゃなくて(思うことはあるけども)
noteって、こういう著名人の中でも気持ちを表明する媒体になってるんだなぁって単純に思った
芦原妃名子さんと日テレのトラブルを見ると思い出すのが佐藤秀峰さんとフジの海猿トラブル
— やぁ〜がりは (@ya_gariha) January 31, 2024
2000年代を代表する作品でありながら今後テレビ・ネット配信は永久に無いらしい…
芦原妃名子さんの件で、TLに情報がながれてきて、佐藤秀峰さんの「描クえもん」を読んだ。
— Rui Sakano (@RuiSakano) February 4, 2024
漫画出版業界にも、中抜きポジションがあってそこが力を持ちすぎている(ときに詐欺まがいに)ように感じた。良い作品が生まれてくるには、もっと原作者が報われる形のシステムが必要だと思う。
芦原妃名子さんの名誉回復より保身を優先する小学館の対応は、映画化やドラマ化の際に出版社は作家(漫画家)の側に立たない、という佐藤秀峰氏の告発を立証しているように見える。https://t.co/uwkBXKckrs pic.twitter.com/xIlDGJPMDx
— エンタメ放浪者 ウディ本舗 (@woody_honpo) February 7, 2024
佐藤秀峰の評判が悪い?出版社移籍他トラブルメーカーや変人な理由3選
佐藤秀峰の評判が悪い?出版社移籍他トラブルメーカーや変人な理由3選についてお届けしました。
佐藤秀峰さんは北海道出身で50歳、1998年「週刊ヤングサンデー」でデビューし、漫画家歴26年
芦原妃名子さんの急逝をうけて、自身の原作ドラマ「海猿」のトラブルなどをnoteで説明した
佐藤秀峰さんがトラブルメーカーや変人といわれる理由は納得いかないものは違うと声をあげたから
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